アジングのシーズンが始まると、休日の漁港や堤防は多くのアングラーで賑わいます。せっかくの時合いにポイントへ入れなかった経験をした人も多いのではないでしょうか。そんな中で注目したいのが「平日釣行」です。人が少ないタイミングを狙うことで、混雑を避けながら快適に釣りを楽しむことができます。しかし、平日だからといって必ずしも良いポイントに入れるわけではありません。この記事では、平日釣行でアジングの穴場を見つけるためのコツを解説します。
平日釣行のメリット
平日の釣行最大のメリットは、やはり人の少なさです。休日には入れないような人気の常夜灯周りでも、平日なら空いていることがあります。また、釣り座を確保できるだけでなく、アジの群れに対してプレッシャーが少ないため、ヒット率が高くなる傾向もあります。仕事帰りや早朝に少し時間を作るだけで、効率よく釣果を上げられるのも大きな魅力です。
穴場になりやすいポイントの特徴
アジングの穴場は、必ずしも「有名な常夜灯ポイント」だけではありません。むしろ人が避けがちな条件にこそ可能性が潜んでいます。
- 駐車場から遠い漁港や堤防
アクセスの不便さが敬遠され、意外と魚影が濃いことがあります。 - 足場がやや悪い場所
安全を確保できる範囲であれば、人が少なく狙いやすいポイントです。 - 常夜灯の明暗境界
アジは光に寄りますが、群れの一部は光の外側に散っているため狙い目になります。 - 小規模な港や係留スペース
規模が小さいため注目されにくいですが、ベイトが溜まりやすく釣果につながることがあります。
平日釣行での実践的な探し方
実際に穴場を探すためには、いくつかの行動が効果的です。
- 下見を習慣にする
釣行しない日でも港や堤防を覗いておくと、人の入り具合や釣果状況を把握できます。 - SNSや釣果情報をあえて外す
ネットやSNSで拡散されるポイントはすぐに混雑します。情報に載らない場所こそ狙い目です。 - 時間帯をずらす
同じ場所でも、夕まずめ以外のタイミング(深夜や早朝)なら釣り人が少なく、良型が釣れることがあります。 - 潮の動きを意識する
平日であっても潮止まり前後はライバルが少なく、自分だけでポイントを独占できることもあります。
実体験から学んだ穴場の見つけ方
私自身、平日釣行で思わぬ釣果を得られた経験があります。人気の常夜灯エリアが満席で仕方なく暗がりに入ったところ、20cm級のアジが連発したのです。人がいない分だけアジが散らばり、逆に広範囲に回遊していたことが幸いしました。このように「外された場所」「妥協した場所」が、自分だけの穴場になることも少なくありません。
平日釣行はマイポイントを育てるチャンス
平日のアジングは、休日には得られない自由度をもたらしてくれます。その時間を活かして新しいポイントを探し、自分だけのマイポイントを育てていくのが上達への近道です。穴場探しには時間と試行錯誤が必要ですが、その積み重ねが確実に釣果につながります。
休日の混雑に悩むことなく、平日の限られた時間で効率よく釣果を得たい方は、ぜひ「穴場探し」の視点を取り入れてみてください。

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